13同室のうるさい老人と大部屋に入院するメリット

引き続き、風邪のひき始めのような、体のだるい状態が続いています。スッキリしない体調です。入院してから2回目の週末は、治療や検査はもちろん、お見舞いの予定もなく、のんびり過ごしていました。が、ここにきて、大部屋あるある問題が発生しました。この日までが快適すぎたのだと思います。

超快適な大部屋

私は、病棟の一番奥の大部屋に入院しています。日常生活の手助けが必要であったり、緊急度が高い患者さんは、ナースステーションの近くのお部屋になる傾向が高いので、いわば「手のかからない患者」のお部屋でした。

具体的には、20〜50歳代ぐらいの働く女性ばかりでした。私を含めて、みんな入院慣れしているようで、前向きに治療しながら仕事や資格の勉強をしていたり、とてもすごしやすい空間でした。私も日中は集中して仕事をすることが多く、ごはん・掃除・健康管理付きの共有のワーキングスペースと勘違いするほどお気に入りの場所となっていました。

スポンサーリンク

おばあちゃんがお引越ししてきた

ある日のこと、トイレ以外は車椅子おばぁちゃんがやって来ました。いつも、「よいしょ」と言っているので、ヨイばぁと呼ぶことにしました。

独り言

年配の方は、独り言がとても多いように思います。私は、テレビを見て笑っている人とか大丈夫なんです。でも、「よいしょ」「はぁ」「はぁはぁ」のような、ネガティブな独り事だけは、BGMとして疲れてしまいます。せっかくなので、ポジティブな独り言に変更してもらいたいです。

就寝、起床のお経

ヨイばぁちゃんがどのような宗教に属しているのには興味がありません。信仰の自由です。しかし、なぜ、電気が消えた就寝時間が過ぎた頃、お経を唱え始めるのでしょう?そして、電気が付く起床前の時間にお経を唱え始めるのでしょう。時間が決まっているのかもしれませんが、暗闇の中で謎のお経、不気味です。できれば数時間、ずらして欲しいものです。

21時就寝、4時起床、荷物の整理

夜中にお手洗いに行くとかは、全然問題ないと思うのですが、ヨイばぁの場合は、4時から荷物の整理とお掃除が始まります。

悪びれる様子もなく「年寄りは早起きなの」って。えーー!

ビニール袋がガシャガシャうるさい。そして、謎のお経を唱えながら、足をパタパタして、物を落とす。大きな独り言を繰り返す。エーー!

※余談ですが、入院される際は、ショップなどでもらえる厚手のナイロン袋を使って欲しいです。スーパーの袋などを使われると、カシャカシャ本当にうるさいの。足音のうるさいサンダルも避けてほしい。夜中に何かする必要がある場合、寝る前に準備しておくなど配慮して欲しいと思います。

寝息・いびき・寝言がうるさい

これは、正直、仕方のないことです。おばあちゃん初日に、いびきで目が覚めてしまったので、耳栓を使っています。でも、耳栓を使うと、頭痛がすることありませんか?睡眠不足か頭痛か、いつも天秤にかけています。

大部屋のみんなが「夜中に目が覚めて眠れなくなる」と言っている中、おばあちゃんだけは「よく眠れている」そうです。そりゃ。あなた以外みんな無音なので。

おばあちゃんの発言に突っ込んでみる

  • 「この部屋に移動してから人生初めて便秘になった」←えーこの部屋が便秘の原因ですかー?旧お部屋にお戻りください。
  • 「一人で使えるお手洗いが欲しい」←??個室にどうぞ。
  • (温水設定の洗面台なので)「朝は洗顔用に冷たい水が必要」←美意識高い私なんか顔すら洗ってないぞ。見習わねば。
  • 若い頃は綺麗な脚だったのに。←うん。50回くらい聞いた

おばあちゃんの存在に励まされることも

私が精神的に辛い時、このおばあちゃんの「私はもう一度歩きたいの。頑張るの。頑張るの。」と言う独り言に、励まされたこともあります。その後、また謎のお経を唱えて、数字を数えて、いびきかいてて、笑えたけど。笑

大部屋の良いところ

ヨイばぁについていろいろお話しましたが、私は好んで大部屋に入院しています。個人のプライバシーがないし、他人と生活するストレスもあります。もちろん差額ベッド代の問題が大きいですが、大部屋だからこそのメリットも多くあります。

例えば、

  • 他人の病気や治療の情報を知ることができる
  • 同室の人と医師の会話を盗み聞きして学べることも多い
  • 同じ病気や違う病気の人もいますが、実際の治療の状況を知ることができる
  • 知識も増えますし、今後の参考にできることも多いです。
  • ひとりで個室に80日も入院したら、病みそう

※おばあちゃんのことを悪く書いたわけではありません。決して悪い人ではなくて、むしろ良い人だと思います。おばあちゃんとは世代が違うし、大部屋なので、仕方のないことだと思っています。おばあちゃんも私に向けて何かしら思っていることもあるはずです。

ただ、退屈な入院生活の一つの話のネタのような、そんな軽い感じのお話でした。最後までお読みいただき、ありがとうございます。

前日を読む

にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ SLEループス腎炎へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 入院・入院生活へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. いあたん より:

    こんにちは、はじめまして☆
    「入院 うるさい」の検索で…まさかトップ結果に自分と同じSLEの方のクスッと笑えるブログが表示されるとは∑(゚Д゚)!

    普段ROM派なのですが、せっかくなので…

    2012年SLE(ループス腎炎Ⅳ-G(A/C)+Ⅴ型)になり、只今2019年2月14日から肺炎→十二指腸潰瘍で絶賛某大学病院に入院1ヶ月突破です。

    ブログ読ませて頂き、私も独身未出産でエンドキサンを選択した事もあり、仕事大好きだったし、感じる部分がとても沢山ありました!

    最近復職されたようで良かった*\(^o^)/*
    コメントはあえて辿り着いた此方に。

    ….あーー、またコチラの大部屋でも
    ブツブツとオバァちゃんの
    ネガティブな独り言が始まったぁぁだ!(ヒィー

    • mami より:

      こんにちは。そんなワードでトップに上がっているなんて驚きました。
      いあたんさんの大部屋の様子を思わず想像して笑っちゃいました。
      いますよね!ブツブツ独り言おばあちゃん!爆笑
      今だから笑えるけど、入院中は治療も大変だしストレスも溜まるし大変ですよね。
      早く脱出できますように。

      私もループス腎炎Ⅳ(a)+Ⅴなので同じですかね?
      また、お話させていただけると嬉しいです。

      コメントありがとうございます。