難病患者から寿命100年前提への問題提起|「死」への「恐怖」

100日を超える入院生活において、「死ぬこと」をとても身近に感じました。

そして、とても「死への恐怖」を感じました。

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「死」への「恐怖」

生まれた瞬間から、私たち生きものは、「死」への道のりを生きています。

この一瞬、一瞬が、生きることができる残り時間を短くしていきます。

一食、食事を取るごとに、「死ぬこと」に近づきます。

そう考えると、食事を食べることがとても辛くなってきました。

最初は、自分自身が死ぬことがとても怖くなりました。

次に、年老いてきた親がいつかは死ぬことを理解して、もっと怖くなりました。

家族も兄弟も愛するパートナーも、いつかは死ぬんだということ。

「命がいつかなくなる」ということが怖くてたまらないです。(現在進行形)

私は、死ぬ前、何を感じているのだろうか。

どんな最期を迎えるのだろうか。

そんなことばかりが、頭を巡ります。

生きものだからいつかは死ぬ

「死ぬことは怖くない」

「今を楽しむ」

信頼するパートナーがかけてくれた言葉です。

「生きものだからいつかは死ぬ」

普通に当たり前のことですね。

でも、いろいろなことを考えました。

この入院を通して、人生観が大きく変わりました。

まだ、今は、具体的な言葉に表現することは難しいですが、

家族や大切な人を、自分なりに愛して、愛されて、そんな時間さえあれば幸せな気がします。

今の気持ちを忘れずに、生活していきたいと思います。

100歳までは生きられないと思う

平均寿命の上昇を受けて、

年金受給年齢の引き上げや働き続けることができる環境の整備などが進められています。

でも、先天性の病気の人や若くして病気になった人、

私もそうですが、

20歳から難病になり、

ステロイドや免疫抑制剤が手放せない現状、

いつかはなるであろう透析とその合併症など

を考えると、どう考えても100歳まで生きることは難しいと思います。

最低でも60歳まで、70歳まで生きることができれば十分だと思います。

そんな私達に、100歳までの寿命を前提に70歳まで働くことを求められるのは、

とても酷だと思います。

60歳とか70歳程度で死んでしまって、もらえない年金の分程度は、

医療費などの社会保障費を使わせていただいていると理解すれば良いのかもしれませんが、

100歳までの寿命を前提とした年金制度等の再整備は、

病気の私たちにとっては、とてもハードなものだなと思います。

年金受給時期を50歳まで前倒ししたい

年金の受給時期を40歳ぐらいまで前倒しできるような制度も作って欲しいなと思います。

独身で、余命が長くないと分かった場合、

年金の受給条件を満たした場合に、

何歳からでも年金を前倒し受給できるような制度を作って欲しいなと思います。

一生懸命働いて、納めた年金

遺族年金を受け取る親族もおらず、

自身も年金を受け取る機会がないまま亡くなってしまうケース

ただの払い損ではないですか?

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コメント

  1. ナオコ より:

    こんにちわ、同じくSLEの者です。
    私は発病してそろそろ1年になる新参者のため
    参考にさせていただきたく、更新を密かに楽しみにしております。
    気候も変わりやすいのでどうかゆっくりお過ごしください。

    年金、難しいですね。
    払った分が自己に返ってくる積立方式ではなく
    世代間扶養の賦課方式を原則としているので
    私達が還暦を迎える頃には、超高齢社会となり
    私は老齢年金は自分の頃には「国民皆年金」としては貰えないものだと思っています。
    昔のような福祉年金を原則とする方式になるのかも知れませんね。
    でも障害年金も貰うつもりはありません、最後まで働いて笑って元気に生きてやります(笑)
    今は田舎で年金暮らしの自分の祖母のために、私が貰えなくても年金保険料を納付している気持ちでいますよ。
    それに医療費を軽減してもらえるだけで有難いですよね。
    あとは受給者証で減免されるものがもっと増えてくれたら本当に助かるのにね(笑)

    • mami より:

      コメントありがとうございます。

      とても立派なお考えで、ハッっとさせられました。
      私もナオコさんのお考えに同感です。

      また、いろいろ情報交換できれば幸いです。
      今後ともよろしくお願いします。