夕方には研修医の先生が来てくれましたが、治療も検査もない休日です。お昼過ぎまで、本当に楽しい時間を過ごしました。
目次
車内にて安静
「車内安静(=ドライブ)≒外来+診察+院内コンビニ」
主治医からは必要以上に動かないようにと。
主治医からは外出どころかドライブ許可すらもらえませんでした。「シャワー・外来・院内コンビニは仕方がない」っと言われています。でも「腎臓は安静が何より大切」と言われていたので、私も言いつけを守っていました。
車内安静という理解
しかしですね、車に座っているだけなら「安静」と同じだと思いました。車内安静の際、感染リスクは運転手の1名のみ。運転手1名にも体調を確認して手洗い・うがい、アルコールを徹底してもらえば、感染リスクを最小限に抑えることができる。
問題は、車に乗るまでの移動だけ。外来・院内コンビニ程度の移動量におさめれ良いのだ。「車内安静(=ドライブ)≒外来+診察+院内コンビニ」よし!これなら、主治医の指示を守ることができる。(結局2500歩程度におさめる予定が4000歩ぐらいに歩いてしまったけど)
ドライブ
ということで、友人に車で拾ってもらい、90分ほどドライブ(車内安静)を楽しみました。少しだけ車を降りて、有名な和菓子買ったり、フラフラ歩いたり、ただ、それだけのことが楽しかった。当たり前だった日常の幸せを感じました。
病棟でランチ、院内カフェ
病院に帰って、談話室に入院食を運んで一緒にごはん食べて、ドライブ中に購入した和菓子を食べました。それから、院内のカフェでコーヒー飲みました。あっという間の時間で、本当に楽しかったです。心が晴れました。入院してから、ストップしていた人間らしい感情を、久々に感じました。
大丈夫、私、元気そうに見える
20日ぶりぐらいに私服を着て、コンタクトを着けました。眉毛とマスカラだけして、微笑んで見ると、「私、まだ大丈夫そう」と思えました。ちょっと顔が丸くなったような気もしたけど、自分が思っているより、自分の顔が元気そうで安心しました。
疲れた
これまで、たくさん一緒に歩いて来たはずの、友人の歩くスピードについて行けなかった。なんでこんなに早く歩くのだろうとさえ思いました。赤信号点滅すれば、当然に走ることはできないし、ゆっくり歩いても、体がしんどかったです。翌日は、疲れが出たのかグッタリしてしまいました。でも自分で負ったリスクだし、炎症反応もなかったので、自分だけの秘密の一日にしました。
私の現実は病院にある
友人とお別れするとき、私は病院のベッドに戻らなくてはいけなくて。今の私の現実は、入院病棟にあるのだと、改めて理解しました。少しだけ、辛くなって、院内コンビニをウロウロして小説を買ってベッドに戻りました。
今だけをみて生きれば良いのかもしれない
入院してから、毎日のように、涙が出ていました。でも、この日の涙が、初めてのうれし泣きだった気がします。
今まで、未来のことばかり考えて、今ある幸せに目を向けようとしていなかった。いつも将来に向けた努力をすることが重要だと思っていました。準備が最大のリスクヘッジだと考えていました。
でも、今、この瞬間の幸せさえあれば、それで良いのかもしれないですね。明日はどうなるか分からないけれど、今だけを見て生きることも悪くないのかもしれないです。
明日から、また安静に
また、安静に過ごそうと思います。この時は、心が満タンで、青く晴れ渡ったような気持ちになって、しばらくは前向きに過ごせそうな気がしていました。実際には、精神的に辛い時間が続くのですが・・・。
- 採血のある前日:運動による蛋白尿を防ぐため、動かない
- 採血をした日:少し気分転換にお散歩しよう
なんて、小賢しいことを考えている私です。