入院Day8~ループス腎炎Ⅳ型にショック・口腔外科で親知らずのご相談

この日は、腎生検の厳しい結果(速報)が知らされました。腎生検の前から、「おそらく悪い結果だろう」と言われていたので、覚悟はしていました。が、実際に、速報を聞くと、予想以上のダメージを受けました。昨日に、過去最高に悪い検査データが出ていたことも重なり、とても辛い時間でした。

まずは、重要度、重症度が大きいループス腎炎の結果について、記録を残しておきたいと思います。が、今は心がまだ逃げているので、もう少し落ち着いてから、詳細を追記したいと思います。ひとまず、親知らずのご相談に口腔外科に行ったお話しです。

親知らずをどうするか?

スポンサーリンク

なぜ親知らずが問題となるのか

ステロイドを服薬すると、骨粗鬆症のリスクが高まります。さらに、大腿骨頭が壊死してしまうリスクがとても高くなってしまいます。

そのため、骨粗鬆症の薬(ベネットなどのBP(ビスホスホネート)系薬剤)を予防的に服薬することが多いのですが、この骨粗鬆症の薬を飲むと、抜歯ができなくなってしまいます。

私はアラサーにもかかわらず、数年前から親知らずが着実に生えてきており、口腔外科に行ったのでした。しかも、下の左右2本も!

BP系薬剤と抜歯に関するガイドラインはない

骨粗鬆症の薬(BP系薬剤)を服薬すると、歯科治療のリスクが高まることは、一般的に認識されています。しかし、その正式なガイドラインは制定されておらず、医療期間によって、方針は様々であるとのことでした。事実、私も歯科に行った際、「半年服薬を止めれば、抜歯できる」と言われたことがあります。

私が入院する大学病院の方針では、

  • 基礎臨床研究に基づき、服薬後10年間は、薬が体に残り、高リスクの状態が続くと判断
  • PB系薬剤の服薬中、あるいは中止後10年間に、抜歯等の治療が必要な場合は、高酸素の環境などで治療するなど、設備は整っている

とのことでした。

私の場合は、親知らず放置することに

私の場合は、3年前ぐらいまでPB系薬剤を服薬していたので、今PB系薬剤を飲むか飲まないかに関わらず、高リスク治療となることに変わりありません。

また、親知らずの痛みが年に数回程度であること、ステロイド60mg/d、免疫抑制剤の服用などの感染リスクを考慮して、ひとまず親知らずを放置することに決まりました。仮に、抜歯する状態になれば、上記の通り、高酸素の環境などの設備のもと治療しましょうとのことでした。

斜めにしっかり生えてきたので、虫歯だけでなく、歯並びがずれてしまうなど、不安も大きいです。でも、今は虫歯にならないようにしっかりケアして、またSLEが改善してから、歯のお手入れしていきたいと思いました。

にほんブログ村 病気ブログ 全身性エリテマトーデスへ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ SLEループス腎炎へ
にほんブログ村

にほんブログ村 病気ブログ 入院・入院生活へ
にほんブログ村

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする