この日は、眼科の外来検査の予定が入っていました。プラケニル(ヒドロキシクロロキン)には、視力の低下や失明を生じさせる副作用があるため、定期的な眼科受診が必要だそうです。また、10年近く服薬してきたステロイドの副作用、白内障・緑内障が発症していないかを確認する目的もありました。
私は、セルセプト飲み始めた前夜から、食べ過ぎだなというような感覚が続いており、消化不良のような、食欲不振のような、体調が悪い状態が続いていました。
外来の途中で体調不良
朝起きると空腹を感じていて、大好きなフルーツが朝食にあり、特別に体調が悪いとは思っていなかったです。でも、なぜか、外来患者で一番混雑する朝一の時間に眼科に呼び出され、思った通りに待ち時間が長く、次第に吐き気、冷や汗、ぐったりしてしまいました。
待ち時間が長くて
入院している患者の外来受診について、できる限り空いている時間に、呼んでほしいと思うのは私でしょうか?通院患者で混雑する朝一番に、入院患者の私を呼ばないでほしいと思いました(ただの八つ当たりです笑)。
本当に、待ち時間が長く、ステロイドや免疫抑制剤を服薬し始めたことで、感染リスクにとても神経質になっていたこともあり、全ての人がウイルスにさえ見えてきました(これまた、ただの八つ当たりです笑)。そして、だんだんと吐き気が強くなりと冷や汗にぐったりしてしまいました。
外来リタイア
それでも、なんとか視力検査を乗り越えました。視力が悪い私にとって、視力検査はハードです。そして、45分ほど待ち、診察を受けました。そして、追加の検査のオーダーを入れてもらいました。
ここから、また待ち時間が発生・・。追加の検査に呼ばれたタイミングで、リタイアしちゃいました。こんな時でも、「他人に迷惑かけちゃう」っなんて思いながら、ぐったりしていました。
しばらくして、車椅子のお迎えがきてくださり、病棟まで運んでもらいました。このベッドだけが安らぎの場所にさえ思えました。すぐに、病棟の看護師さんがバイタルなどのチェックをしてくださり、血圧が80-50(通常100-80くらい)脈拍46(通常55くらい)と低めになっていたそうです。研修医さんも来てくださり、とても安心しました。
自分の体調に正直にいる大切さ
今思えば、入院前の私であれば、この程度の体調不良ぐらい我慢して、仕事をしていたようにも思います。一方で、久々に、耐えられないレベルの体調不良だったようにも思います。
私は、「なんでリタイアしちゃったんだろう」「迷惑かけちゃったな」「スケジュールも変わっちゃったかも」なんて、ことばかり考えてしまいます。この日も実際、リタイアする前に、「迷惑かけるな」、「私がもう少し頑張って我慢すれば全ては円満だ」、なんてことばかり考えていました。
でも、体調が悪い時は体調が悪いと伝える、ことは私の治療にとって一番大切なことだと思いました。それは、私自身にとっても医者の立場にとっても、効果的かつ効率的な医療の実現のため、とても大切なことだと、理解しました。
セルセプトの副作用?
セルセプトの副作用の一つとして「吐き気」が挙げられるそうです。と言っても、ほとんどの薬の副作用に「吐き気」って挙げられていますよね。
医師によると、一般的に、セルセプトは、下痢以外の副作用が出ることは多くないそうです。
明日の採血で、血中濃度をみながらセルセプトを増やしていく方針には変わりないようです。私も治療の効果があるのであれば、体調不良ぐらいは我慢できるので、セルセプトを増やす方針に異議はありません。
今後の治療方針としては、ステロイド、セルセプト、プロケミカル+αで、効率的フロンティアを探すようなイメージでしょうか。
私の気持ち
腎生検後、検査データ上は悪化しているものの、安定的な体調の日が続いていたので、この日の体調不良には自分でも少し驚いてしまいました。
仕事をしたり読書をしたり、せっかくの時間を有意義にしなくてはっと張り切り過ぎていた面もあったのかもしれません。自分が感じる以上に、必要以上に、ゆっくり怠けて、過ごすように心がけたいと思いました。
夕方には、シャワーできる程度に回復して、気分もさっぱりできました。