【保存版】膠原病患者が知っておくべき免疫・抗体検査項目一覧表

免疫検査1

RF(リウマトイド因子) IgGと反応する自己抗体 異常に高い場合:関節リウマチ、シュグレン症候群、全身性エリテマトーデス(SLE)などの膠原病。注意:関節リウマチの多くは陽性となるが、他の病気でも陽性となるため、RF陽性は必ずしも関節リウマチを示さない
補体C3 補体は肝臓で生成され、正常血清に存在する淡白で、免疫反応や感染防御に関与する。C1~C9成分と各種の反応因子がある。 異常に低い場合:C3、C4ともに低下している場合は、免疫複合体などの活性化による消費の亢進の可能性がある。代表例が全身性エリテマトーデス(SLE)などである。そのほか、肝硬変などによる補体産生の全般的な低下の可能性がある。
補体C3
CH50(血清補体価) 血中の補体の全体を示す
ハプトグロビン ヘモグロビン結合蛋白で、急性期蛋白としての性質をもつ 異常に高い場合:感染症、悪性腫瘍、膠原病、組織壊死などの炎症疾患の可能性がある。

免疫検査2

抗CLβグリコプロテイン1
抗DNA抗体 DNAに対する抗体で、対応抗原によって3種類に分類
抗ss-DNA抗体-IgG 全身性エリテマトーデス(SLE)では、活動期に高くなる
抗ds-DNA抗体-IgG 抗ds-DNA抗体は、SLEの活動期と一致して変動することが知られている。そのため、病態把握に有効。ループス腎炎では高値を示し、非活動期のSLEでは低値となる
抗RNP抗体-IgG リボ核蛋白に対する抗体。重複症候群の60~80%、SLE30~50%などで異常に高くなる。
抗核抗体 細胞核成分と反応する自己抗体の総称。SLEなどの膠原病で異常に高くなる。疾患ごとに特有の自己抗体群が検出される。
抗Sm抗体 SLE特異的な抗体で、SLEの疾患活動性を反映する。核内RNAに対する抗体
抗SS-A/Ro シューグレイン症候群と関連する自己抗体。シューグレイン症候群に対する陽性率が高い一方、他の膠原病により陽性を示す場合もある。
抗SS-B/Ro シューグレイン症候群と関連する自己抗体
抗Sc-70

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