入院Day6〜ステロイド治療を開始して2日目:眠り姫は目覚めた〜

この日は、日曜日で、ステロイド60mgを飲むだけで、治療や検査、お見舞いに来てもらうなど、予定は一切ありませんでした。入院してからずっと眠り続けていたのに、昨日にステロイドを飲み始めてから、目覚めたような感覚になっています。必要以上に何かをしなければと興奮したように、PC作業や読書をしていました。今思えば、入院して一週間弱がたち、心が病気を受け入れ始めた頃だったのかもしれません。病気と向き合うことから心が逃げていたのかもしれません。

読書&PCの一日

入院前は仕事などの日常に追われ、PC作業が溜まりに溜まっていました。久々にPCを起動させ、のんびりとした時間を過ごしました。

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今はまだ病棟のベットが一番居心地や良い場所

ベッドとテーブルのベストポジションを見つけて、寝転びながらPC作業に夢中になり、入院病棟にある雑誌を読み、漫画を読み、楽天マガジンを読み、お腹が空いた頃にご飯が運ばれ、洗い物も買い物もせず、朝には清掃してもらい、バイタルもチェックしてくれる。こんなにリラックスできる時間は、生まれて初めてかのようにさえ思いました。今はまだ、この大部屋の一つのベッドが一番安らぐ場所のようです。

今はまだ、病院の外の現実世界の誰とも会いたくなくて(入院中の自分が現実なのだが・・笑)。誰にも気兼ねすることなく、休むことができる唯一の場所がこのベッドなような気がしました。もう、外の世界に戻る自信さえ失っていて、それぐらい入院前の数ヶ月は辛かったのかもしれません。

もう少し、まだしばらく、このベッドからぼーっと外を眺めていたい。運ばれてくる食事をとって、体が回復するまで、まだ眠っていたい。今はまだ、疲れてしまっているけれど、病気が改善すれば、きっとまた頑張れるばずだと信じて。今は、ただ、一人でこのベッドにいたいと思っていました。

漫画で出会った素敵な言葉

入院病棟にあった「ワカコ酒」という漫画を読んでいました。働く女性が一人で飲み歩くような漫画です。私もお酒が大好きで、一人が大好きなのですが、一人で飲みに出かけたことがなくて、とても憧れていたのです。

この漫画の中で、ワカコちゃんは、ニンニク入りの餃子を食べながら彼氏からのデートの誘いを断るシーンがあります。そして、「今日の私は、私自身とデートするの」という言葉。私の心に響きました。「自分自身とデートをする」って素敵だと思いました。デートの相手である自分自身を大好きに大切に、そんな自分とデートしたいなと思いました。

何かと忙しい入院生活

入院生活と聞くと、のんびり休めるイメージでしょうか。ただ、イメージよりかは、忙しいように思います。入院前には、治療や検査だけでなく、様々な医療保険などの手続きや仕事の引き継ぎ、病状の説明、見舞客の対応など、地味にすることが多いです。お見舞いに来てくれることは本当にありがたいことですが、体調が悪いと疲れてしまうこともあります。この日は、久々に何の予定もなく一人で過ごすことができて、良かったです。

食事

  • 朝食:白米200g、ほうれん草の胡麻和え、味噌汁、りんご、ジュース
  • 昼食:白米250g、焼き魚と付け合せ、煮物、キャベツの酢の物
  • 夕食:白米250g、ビーフシチュー、カリフラワーのサラダ、さつまいもとりんごの甘煮

本日もとても美味しい食事でした。

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