西の魔女が死んだ|生きることと死ぬこと|SLE&Me

おはようございます。私は、入院生活が続いています。

手の震えが気になる今日この頃です。

100日を超える入院生活において、

体だけでなく、心まで弱ってしまったように思います。

とにかく、心身ともに弱っています。

さて、読書が好きな私は、この入院期間中、

アマゾンやブックオフの宅配を利用して、100冊ほどの本を読みました。

仕事をしているときは、時間がなくて避けてきた

小説などもたくさん読みました。

その中で、一生大切にしたいと思う本と出会ったので、

ご紹介したいと思います。

西の魔女が死んだ|梨木香歩

  

名前だけ知っていましたが、今回初めて手に取った本です。

梨木香歩さんのの小説を読むこと自体が初めてした。

勝手な先入観ではありますが、本のタイトルだけを見て、村上春樹氏のような、入り組んだ複雑な小説をイメージしていました。

しかし、全く逆で、分かりやすく、ぼーっと引き込まれるように暖かく心を包んでくれるような、とても優しい空気感に満たされました。

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死ぬことは悪いことではない

今の世の中は、0か100か、白か黒か、そんな風潮があるように思います。

私自身がまさにその通りで、

「生きることが良いことで、死ぬことが悪いこと」

そんな風に考えていました。

だから、死ぬことが怖かった。

病気になって「死ぬこと」を身近に感じて、自分自身だけでなく、「命あるものが死ぬこと」、生命はいつか終わるということ自体が怖くて、仕方ありませんでした。

この「西の魔女が死んだ」を読んで、感じたことは、

肉体的な存在が失われることで、もう取り戻すことができなくなることは、もちろんあります。

それでも、肉体を超えた、精神的な魂レベルで、その存在が全て失われて、なくなってしまうわけでないないのかもしれない、ということです。

死ぬことが清々しく描かれています

西の魔女の死について、とても清々しく描かれていました。

東の魔女と2年も会わないままに、亡くなったことに、

私は、なぜか自分自身を責めるような気持ちになりました。

西の魔女から、東の魔女への愛情は、

東の魔女を救います。

うまく、表現できないけれど、悲しい終わりのはずなのに、

読み終わったとき、心が満たされた気持ちになりました

うまく感想をまとめることができませんでしたが、生きることや死ぬことについて、大人にこそ読んでほしい本だなと思いました。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ Blu-ray スペシャル・エディション

プレドニンが30mgを切っているので、そろそろ退院できる予定ではありますが、そばらくは自宅療養生活が続きます。

また、他にも梨木香歩さんの作品を読んでみようと思います。

皆様もオススメの小説や本があれば、教えてくださいね。

さて、ベネットも飲んで30分ほど経ったので、

これから朝ごはんです。

暇すぎると悪いことばかり考えて、ネガティブになってしまうので、

なるべくたくさん記事を更新したいなって思っています。

ちゃんとした記事を書くというよりかは、

暇つぶしの作業程度の内容になるかもしれません。

でも、何か作業をしていた方が、気が紛れて良い気がしました。

また、コメントへのお返事が遅れており、申し訳ございません。

とてもとても嬉しく、励まされています。感謝しています。

ありがとうございます。

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